平成20年度 事業報告
1)疫学調査支援事業
@鎮痛薬による消化管粘膜障害に対する医師の意識調査の結果、
NSAID処方医の消化管出血に対する意識が低いことが判明いたしました。
A低用量アスピリンによる消化管粘膜傷害の実態調査を実施した結果、
低用量アスピリン服薬患者の1.8%が消化管出血を起こしていることが判明致しました。
2)臨床研究支援事業
@低用量アスピリン投与による上部消化管粘膜傷害の発生に対するプロトンポンプ阻害薬の予防効果を全国36施設で実施中であります。
A消化管内視鏡治療(ESD)に関する関西地区内視鏡医を対象としたハンズオン・セミナーを開催いたしました。全国規模のハンズオン・セミナーの開催を企画いたしました。
3)研究開発事業
食道・胃・十二指腸障害の症状によるQOL尺度の開発を、NPO法人である健康医療研究機構と共同で開発中です。
4)情報提供事業
当法人の学術顧問である神戸大学消化器内科教授 東 健先生による
「ピロリ菌の研究」(悠飛社)が出版され、市民公開講座の会でも市民に配布されました。
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