マニラにおいて国際先進消化器内視鏡センター開所式のご報告
国際先進消化器内視鏡センター設立を、マニラを中心としたフィリピンの医療関係者及びフィリピン進出日本企業関係者に広く案内し、センターにおける日本式消化器内視鏡技術・サービスの利用を促すことを目的として、2015年10月12日に現地で開所式と内覧会を行った(図1)。
また、同日に神戸大学消化器内科の森田講師、石田助教がセンター内で早期消化管がんに対する内視鏡診断・治療についての講演とライブセミナー(3症例:萎縮性胃炎の内視鏡診断、大腸粘膜下腫瘍の内視鏡診断、大腸ポリープの内視鏡診断と内視鏡的粘膜下層剥離術施行)を実施した(図2)。
ライブセミナーには、フィリピンではトップクラスの内視鏡手技を行っているセントルークスメディカルセンターグローバルシティーの消化器内科専門医師を中心に約30名が参加し、日本式消化器内視鏡診断・治療の高度な技術を実際に見ることができ、従来の方法とは異なる詳細な観察及び最先端の高度な技術に感銘を受けていた。
今回のセントルークスメディカルセンターでの国際先進消化器内視鏡センターの設立は現地でも大きな反響を得、フィリピンCNNテレビの取材を受け報道された。また現地新聞にも記事が掲載された(図3)。さらに、複数の現地医療機関からも協力依頼を受けている。
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